沖縄県北谷町にある音楽制作会社で アーティストの楽曲やTV・ラジオのCMソング、テーマパークのBGMなど 音楽の制作を行なっています
2018年02月15日
必要なノイズだってある!
最近のソフトシンセは随分音がクリアで良くなっています。
シンセ系の音はもちろんの事、生楽器の音色もかなり本物の音色や奏法に近づいています。
ところが、音が良すぎてMIXをした時に物足りなく感じることも多々あります。
音色決めやアレンジをする際の原因として
生に比べて倍音が少なかったり、
生楽器を演奏した際に出るプレイノイズがなかったり、
プレイノイズまでシュミレーションしていてもそのノイズの音色が綺麗だったり、
等、考えられます。
音がクリアなのは良いが物足りなく感じた時の対処方法として
MIX時のプリアンプやEQやコンプなどの処理、ビンテージ系のプラグインで解決出来る事もありますが、
一番の解決方法は、、、
ノイズをわざと入れる!
ノイズ専用のトラックを作って、他のパートとトラックを分け
ノイズを録音します。
そうすれば、ノイズのボリュームや音質等の細かな調整が出来
楽曲の雰囲気に合ったサウンドに仕上げることが出来ます!
通常の生楽器のレコーディングではノイズが入らないスタジオの設計、録り方をし
それでもノイズが入ってしまった場合にはノイズは削除するのですが、
打ち込みのみで楽曲を作る場合は真逆ですね(笑)
理想のサウンドになるように、色々なノイズを入れてみるのはいかがですか?
Posted by 株式会社ナンクル at 17:36
│スタジオワーク